2016年11月7日月曜日

秋の金剛山へ

金剛山へ散策に行きました。
今回の目的は紅葉を見ることと、大阪府下では珍しいブナ林を見ることです。



南海難波で金剛山ハイキングきっぷを購入します。
これは、

・難波↔河内長野の切符が行きと帰りで一枚ずつ
・河内長野駅前のバス停↔金剛山登山口orロープウェイ前のバスの切符がこれも行きと帰りで一枚ずつ
・提示でロープウェイや近隣の食事処の値引き等の特典が受けられる総括券

これらがセットで付いてきます。単品でいちいち買うよりトータル割安になりますし手間もかからないので良かったです。





南海難波から高野線に乗って河内長野まで行き、河内長野の駅前から南海バスで金剛山ロープウェイ前まで。
バスから降りた瞬間、空気がおいしい!
近くには沢も流れており、辺りには涼しく湿気を帯びた爽やかな山の空気が満ちていました。
深呼吸すると身も心もリフレッシュできるような気になりますね。




そこから少し坂道を登り、ロープウェイ乗り場に到着です。
バス停の名前にはロープウェイ前とありますが、実際の乗り場までにはバス停から勾配のきつい坂道を結構歩く必要がありました。
早くも登山気分を味わうことになりました。
途中にはイチョウやメタセコイアなどの樹も植わっており、山の中のようでもまだまだ人里らしさが感じられます。



ロープウェイで山上までは6分ほど、ほんのあっという間に着いてしまいます。

山上の金剛山駅を出て少し歩くと早速ブナの大きな樹も見られ、さすがは標高が高い場所だなあと感心します。

そこからちはや園地を経て葛木神社へ行き、転法輪寺から南西側へ降りて新道のブナ林を観察し、それから金剛山駅へ引き返すというルートを歩きました。








とても大きく見事なブナが多く見られました。
雄大な樹姿と美しい黄葉は感動的でした。
純林というわけではなく、他の落葉樹や常緑樹などと一緒に林になっていましたが、この辺りの林でブナに勝る大きさに育っている樹は他に無いように思いました。








数は多くありませんが、ブナの実生の若木が育っている場所も何箇所か見つけることができました。






夕暮れ時の様子です。




帰り際、金剛山駅近くの展望台から。
こんな大迫力の美しい夕陽を見たのは初めてかもしれません。
最後に思わぬ光景を目にすることができ大満足の山歩きでした。




転法輪寺にあった「ひさご池」です。
太閤秀吉が参詣した際に掘った池とか。ということは400年以上の歴史があるということになりますね。


岸辺にクリンソウがポツポツと生えていました。
金剛山はクリンソウの名所でもあるそうですが、こんな所にも生えているんですね。
ロープウェイの千早駅(麓の駅)の入口の近くにも何株か生えていました。
クリンソウが見事なのはカトラ谷というルートらしく、今回は通っていません。
 
今度は開花期に足を運んでみたいですね。






正確な種名は分からないのですが、様々な葉模様のカンアオイが至る所に生えていました。



ミヤマカタバミも至る所にたくさん自生していました。

林だけではなく、地面を彩る山野草もさまざまな種類が見られるんですね。
季節を変えてまた足を運んでみたいと思います。

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